致し方ない話でしかない

自分では克服したつもりでも、どうも根は変わらないものだと思った。何度でも己と出会う。


最近はまたメンタルを崩して会社を休んだりしていた。毎年崩しているし、そのことを考えるとうんざりしてしまうので考えないようにしているけど、できるだけちゃんと考えるべきであるとは思う。取り敢えず今は元気になることに集中している。具合が悪いときは寝て、気晴らしもする。おかげで体調は大分良くなった、とは思う。

年末年始は珍しく体調を崩した。メンタルがフィジカルにくるタイプなので体調は常に悪くはあるのだけど、それとは別に大腸炎を患い床に臥した。永遠に尻から水様便が出るため夜も寝れず、発熱に喘いだ。ウィルス性の病気にかかるのはいつ以来だろう。

また、年末は放置していた第一小臼歯の虫歯が著しく悪化し、痛みに耐えかね歯科を受診した。無麻酔ドリルは痛かった。真横に生えたまま放置していた親知らずも抜いて貰った。長年苦しめられていたので、治療が進むたびに目に見えて快適になっていくのが心地よかった。

a.k.a.医者嫌いの私なのですがこの年末年始は病院に通いまくった。寧ろ現在進行形で通っている。心境の変化ではあるなと思う。自分をもう少し大切にしようと思ったから。健康のためなら死んでもいい。


一人暮らしをしようと思ったので部屋を借りた。一人暮らしをしようと思った理由は色々とあった。実家にいると生活が雑になること、溜まった本を整理したいこと、作業するスペースが欲しかったこと、友人とゆっくり会える場所が欲しかったこと、通勤を楽にしたかったこと。部屋の壁一面に漫画を並べたいという夢を叶えるために車にパンパンに漫画を積み込んで4往復するのは地獄だった。多すぎて売ってしまおうかとも思ったが、なかなか手放そうと思える作品がなかった。こんなにたくさんの素晴らしい漫画を読んだのに、アウトプットをしてこなかった事を後悔した。


自分の殻に籠もることの勿体無さを知っているから、一歩踏み出したりもしたけれど、根の臆病が治るわけではなかった。自分に自信をつけるために色々としてきたつもりでも、不安が消えることはなかった。
悩んだり怯んだりすることも沢山あるけど、身を削ってでも貫きたい信念や自分にとっての正義があることは幸福なことであると思う。