Forget me not

何度も反省した筈なのに、また間違いを繰り返すので、私は成長しないなと思った。

 

今年の冬はとても寒い冬だった。長期出張で盛岡に戻った。近年稀に見る大雪で通勤が大変だった。丁度関東に戻った時にも大雪が降って、雪が好きだけど好きなものも程度が行き過ぎると少し考えものであると思った。世の中で最も大切で優れているものは調律の取れているものであると思う。その反面、好きなものにうんざり出来ることは幸福であると思う。足りないよりは足りている方が良いと思う。

 

関東に戻ってきて、涼しくも暖かい風が西から吹く度に、春が近づいてきていることを感じる。好きな漫画家の新刊が出たので読みたいと思い、仕事終わりに本屋に寄ったが、売り切れていた。通りでどこの本屋にも無いわけだと思った。

 

僕の人生ではすべき行動は考えても分からないことが多い。成功事例が少ないので、過去との比較では答えが導出出来ないから。失敗事例は多いため、やってはいけない行動は散々導き出して、行わないようにしようと思っていても、気がつくと行ってしまうことが度々ある。散々痛い思いをしたのに、痛みでも学習できなかった事を虚しく感じている。

 

僕は僕の望む幸せの最中にあるので、幸福に目を向けるとともに、するべきことを間違えないように慎重に行わなければならないと思った。幸福とはスプーンの上に乗せた水を零れないように周りに目を配りながら運ぶような状態であると思う。

 

勿忘草を買ってプランターに植えた。忘れっぽい僕だから、忘れてはいけないことを忘れないようにしたい。いつか思い出した時に、嬉しい気持ちになれる出来事を増やしていきたい。