給水塔とアイスクリーム

すっかり寒くなった。冬の匂いがするので久しぶりに日記を書く。



先日、久しぶりにライブをした。人生二度目の配信ライブだ。前回のライブは酷い出来だったので頑張った。今回も良くはないけど前回よりはマシになったのでよかった。相変わらず音程が取れてないし、ギターはひどいけど。
ライブってなんだろうと思ったとき、それは自己表現の場であるけど、同時にコミュニケーションのツールであると思う。ただ、配信ライブだとリアルタイムでのレスポンスを受けるのが難しい為、生ライブとの差を改めて認識することで、今回のライブの指針を決めた。
生ライブでは、お客さんは基本的に『ライブを観る』以外の行動は基本的に制限されてしまう。故に、ライブそのものが自分の好みではなかった場合なかなか苦痛な時間を過ごすことになることもある。私の曲は万人受けするタイプのものではないので(好きなアーティストが基本的にメインカルチャーではないことから)幅を持たせる様にしている。例えばオリジナル曲は暗めなので、明るく面白い曲やギャグを間に挟むことでハマらない人にそれだけを与えないようにする、等。また、ギャグや面白い曲をやることで場を和やかにできるので自分自身の緊張も解く効果があったりする。
逆に配信ライブでは行動の制限がない、つまり寝ながらでもゲームしながらでも漫画読みながらでも視聴が可能であり、なんなら見る見ないの自由度も高い。故に偏った内容でもハマらなければそのときはそのときで片付けられると思った。またレスポンスが得られにくいという点で、ギャグや面白い曲が滑ってるのかどうかがわからないのが本当に怖い。一人で舞台上でふざけるだけで怖いのに、反応がわからないのは本当に怖い。なので今回はおふざけなしのライブをやった次第です。

新型コロナウイルスの感染拡大の有無に関わらず、私には会いたいと思っても会えない人が沢山いて、そういう人へのやり場のない思いや願いを歌にしている。ので、そういう人に届く可能性があるという点においても、とても貴重な機会を得たと思う。また出られるなら全力でやりたい。
他人を笑わせるのが好きだし、大切な人たちには笑っていて欲しい。私だって笑って生きていたい。沢山面白いギャグを考えたいし、みてもらいたい。
音楽は、笑えないときに寄り添える優しい音楽が作りたい。
他の出演者の音楽は暖かかったり美しかったり、痺れるほどかっこよかったりしてとても元気を貰えた。やっぱり音楽は心のエネルギー足り得るものだと思った。



夏アニメはSunny Boyが面白かった。青春とか、自分の殻を破る難しさとか、失うこととか選択することとか、そういうアニメだった。音楽も映像もストーリーも台詞もよかった。
私も自分の殻を破るのに5000年かけるわけにはいかないので、頑張ろうと思った。世界は何も変わらないけど、自分の未来なら変えられるはずなので。