街に沈んだ海から見た景色

僕は僕を許さないと思うし、僕には何も殺せないので、誰かに殺して欲しい。孤独は1人では殺せなかった。冬は落ち着くので好きだ。景色が寂しくなるからできるだけ静かな海に行きたい。どこにもいけないけど、どこにもいきたくなんてなかった。前に進むエネルギーなんてないけど、ガス欠のままで走り続けたらいつかまた倒れるかもしれないけど、前に進まないとどうしようもないし、秒針はどうしても止まったりなんてしない。無理をしないで生きる生き方を知らない。言葉は他人に何かを伝えるためのツールであると思うので自動詞に願望の助動詞を付けたセンテンスは潜在意識の奴隷であると思う。何をすればいいかなんてわからないし、何がしたいのかもわからなくなってきた。誰かに必要として欲しい、駄目になるまで利用してもいいから、何も求めたりしたりしないから僕に何かを求めて欲しい。他人のためにできることを増やしたい。夢の中で泣くことが増えた。誰も恨んでないつもりなのに誰かに謝って欲しかった。休みの日は交感神経が少しだけ緩むらしく脳みそが痛くて上手く笑えないので人のいるところに行くのは駄目だ。上手に静かに笑っていたかった。上手に笑えなくてごめんなさい。

誰にも認められてなんてないだろうから、誰にもそんな言葉求めたりしてないつもりでも、不意に褒められて泪を堪えられなかった中学校の頃の部活を、高校の頃の部活を思い出した。そんなつもりではなくても深層心理はそうじゃないことなんてきっといくらでもある。耳を傾けてあげないといつか腐って無くなって、探したって見つからなくなるね。無理をしないで幸福になんてなれないと思ってるけど、多分幸福なんて向いてないんだとも思う。次は上手くやるって何度思ったろうね。後悔ばかり増えていくことが歳をとることであるのかもしれない。

それでも前に進んでると考えられもしないようなことが起こる。他人から僕に言葉が飛んでくるようになったことがとても嬉しい。無理してでもなんとか小さい1歩を積み重ねるために今はじっと毛布にくるまってやり過ごす今日を。